予想を下回る米経済指標や米国債利回りの低下にドルは111円割れ

[概況]
 
東京市場で111円を割れたドルは小幅揉み合いが続いていたが、NY市場に入り発表された12月住宅建設許可件数は予想を上回る一方、12月住宅着工件数は予想を大きく下回ってドルは売られ、それまでの安値を下抜いた。NY株式市場も反落して始まったが続いて発表された2月コンファレンスボード消費者信頼感指数が予想を大きく上回って株価は買い戻され、ドルも反発した。
 
其の後ドルは揉み合いが続き、終盤に米国債利回りの低下に急落して110円半ばを割り込み、当日安値110.415円まで下落したが下値は買われ、最後は前日比-46.5銭の110.605円と110円後半を維持して引けた。
NY株安とドル安に連れて他の主要通貨も下げたが、メイ英首相が「EUとの離脱合意や合意なしの離脱が議会に支持されない場合、離脱延期を要請する是非を巡り採決を実施する」と発言した為に、合意無きEU離脱のリスクが後退してポンドは大きく上昇(+1.11円)して引けた。ドルは111円を付けたあとは利益確定の売りが優勢で110円台に落ちてしまったが、下値の堅さは維持していると見ている。
 

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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