104円高 反発、円安を背景に買い優勢

【寄り付き概況】

3月1日の日経平均株価は、前日比104円86銭高の2万1490円02銭と反発してスタート。
現地2月28日のNYダウが3日続落、ナスダック総合指数は反落して取引を終了している。
米2月の景気指数や18年10~12月のGDPなど好調な米経済指標を背景に外国為替市場ではドルが買われ、足もと1ドル=111円40銭台まで円安が進行、これが東京市場の追い風材料となっている。
米朝首脳会談では北朝鮮の非核化合意がなされず、交渉が決裂したが株式市場への影響は限定的となっている。ただ、インドとパキスタンの軍事的緊張もあり、地政学リスクは目先の上値を押さえる要因ともなり得る。
 
取引開始前に総務省が発表した、2月東京都区部の消費者物価指数は、生鮮食品を除く総合指数が前年比1.1%上昇し、市場予想平均の同1.0%上昇を上回った。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、28業種が高く、値上がり上位に証券、電気機器、銀行、水産、医薬品、精密機器など。
 
個別では、任天堂が高く、ソニー、キーエンス、村田製も値を上げ、トヨタは小反発している。ソフトバンクGが買い戻され、ファーストリテはしっかり。JXTG、昭和電工は上伸している。資生堂、武田が大幅高。三菱UFJ、三井住友は底堅い。ZOZOがじり高歩調となっている。
 
半面、ソフトバンクが安く、NTTも売り物がち。SUBARU、日産自は軟調。住友化が下落している。

 

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