来週は、おおむね堅調か

 
今週は堅調展開だった。米国株の強い動きが続く中、序盤は堅調な地合いが続いた。
ただ、前の週同様に商いは盛り上がらず、注目されたパウエルFRB議長の議会証言は、株式市場を一段と上に押し上げるほどの強い材料とはならなかった。
 
米朝首脳会談は、予想に反し交渉は決裂し、これへの警戒から大きく売られる場面もあった。しかし、ネガティブな反応が一時的にとどまったことから強い買い戻しが入り、日経平均は2万1600円台を回復して週を終えた。
週間では約177円の上昇となり、週足では3週連続で陽線を形成した。
 
 
さて、来週は、おおむね堅調か。
日経平均株価2万1500円水準の値固めから上値を試す展開が予想される。
来週の日経平均の想定レンジは2万1300~2万1900円とする。
 
週末に米国の雇用統計を控えているため、基本的には動きづらい地合いが続くだろう。
ただ、今週、米朝首脳会談の不調を嫌気した売りが一時的にとどまり、日経平均も週間では上昇したことから、ここまでの右肩上がりのトレンドには大きな変化はないと考える。
 
米国では2月のISM非製造業景況指数や12月貿易収支に加えてベージュブックの公表などがあり、引き続き海外要因に一喜一憂とはなりそうだ。
7日に予定されているECB理事会およびドラギ総裁の会見は、株式市場にとってポジティブなイベントになると期待できる。米雇用統計に関しても、良好な内容であれば円安進行が見込まれるという点からは、総じて楽観ムードが支配的になると予想する。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(1日現在)
 
22126.32  ボリンジャー:+3σ(25日)
22052.04  200日移動平均線
22043.58  均衡表雲上限(週足)
21992.99  ボリンジャー:+2σ(13週)
21783.24  均衡表雲下限(週足)
21769.14  ボリンジャー:+2σ(25日)
21698.33  均衡表基準線(週足)
21669.41  26週移動平均線
 
21602.69  ★日経平均株価1日終値
 
21491.25  6日移動平均線
21429.37  均衡表転換線(日足)
21411.95  ボリンジャー:+1σ(25日)
21385.16   新値三本足陰転値
21367.50  ボリンジャー:+1σ(13週)
21128.86  75日移動平均線
21054.76  25日移動平均線
20978.45  均衡表基準線(日足)
20823.69  均衡表雲上限(日足)
20742.01  13週移動平均線
20697.58  ボリンジャー:-1σ(25日)
20479.26  均衡表雲下限(日足)
20473.49  ボリンジャー:-1σ(26週)
20441.48  均衡表転換線(週足)
 
日経平均の日足チャートでは25日・75日の両移動平均線のゴールデンクロス(GC)が目前に迫っており、先高期待感も高まっている」との見方が出ていた。
 
前日の下落分を埋めてローソク足は陽線を引いたほか、再び上向きに転じた5日移動平均線を終値ベースで上回り、短期上昇トレンドへの復帰を示唆した。
 
日足ベースの一目均衡表でも、転換線が上向きをキープするなか、遅行線も株価との上方乖離幅を一段と拡大させており、短期的な上昇基調の継続に期待を繋いだ格好に。
ボリンジャーバンドでは、+1σを超過して取引を終え、調整局面入りのリスクが大幅に後退している。
 

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