5日の東京株式市場は反落後、下げ渋る展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万1600円-2万1800円。
現地4日の米国株式は、NYダウ・ナスダックともに反落した。朝方は、米国株安の影響から売りが先行するとみられる。
米国株が大きめの下げとなったことから、日本株も幅広い銘柄が売りに押されるだろう。シカゴ日経平均先物の水準が26週線(2万1650円、4日時点)と近く、この辺りで値動きが落ち着き、アジア株や為替動向をにらみながらも様子見姿勢が続く展開を想定する。
足元では堅調な動きが続いることから、押し目を拾う動きも期待される。
為替相場は、ドル・円が1ドル=111円台の半ば(4日終値は111円90-91銭)、ユーロ・円が1ユーロ=126円台の半ば(同127円09-13銭)と円高方向に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、4日の大阪取引所終値比135円安の2万1685円だった。
【好材料銘柄】
■アダストリア<2685>
2月既存店売上高は前年同月比14.8%増と2ヵ月ぶりに前年実績を上回った。
■山王<3441>
開発中の水素透過膜の進捗を福島再生可能エネルギー研究所が公表。電解法を用いることで薄膜化が可能であり、貴金属パラジウムが必要量で作製できることからコスト面の負担も軽減される。膜の性質はしなやかで伸びにも強く、評価の結果水素透過量は文献値を超える状況。
■GMOペパボ<3633>
発行済み株式数(自社株を除く)の1.52%にあたる4万株(金額で3億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は3月5日から3月29日まで。
■ソネット・メディア・ネットワークス<6185>
東証が11日付で東証1部に市場変更する。
■タカショー <7590>
今期経常は63%増益へ。
■オークファン<3674>
発行済み株式数(自社株を除く)の1.02%にあたる10万株(金額で8000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は3月5日から4月30日まで。
■識学<7049>
個人向けサービス「識学トレーニング Personal Edition」を開発し、識学マネジメントカレッジで本格提供を開始。
■ジーンズメイ <7448>
2月既存店売上高は前年同月比3.7%増と3ヵ月連続で前年実績を上回った。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
5(火)
10年国債入札
《決算発表》
くらコーポ、ザッパラス、フジコーポ、アインHD
【海外】
米2月ISM非製造業景況指数(3/6 0:00)
米12月新築住宅販売(3/6 0:00)
米1月財政収支(3/6 4:00)
中国全人代が開幕
《米決算発表》
ターゲット、ロス・ストアーズ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
