[概況]
NY市場に入り発表されたMBA住宅ローン申請指数は前週比マイナスで、2月ADP雇用者数も予想を下回ったが前回分が大幅に上方修正され、続いて発表された12月貿易収支も予想を上回る赤字幅となったがドルには影響薄だった。
しかしNY株式市場がマチマチで始まり、ダウがマイナス圏に落ちたあとも下げ幅を拡げた事などに米国債利回りは低下してドルは売られ、中盤には当日安値111.600円まで値を下げた。しかし111円半ばは割れず其の後は値を戻して最後は前日比-12.5銭の111.760円と111円後半を維持して引けた。
株価の下げに為替市場は円買い優勢となってドル以外の主要通貨も値下がりして引けたが、ドルは112円を付けると売られる一方111円半ばも割れず、下値の堅さを見せている。NY株式市場もそうだが、ドルが112円から更に上値を伸ばすには、もう少し新たな材料が必要かも知れない。
[提供:カネツFX証券株式会社]
