【後場寄り付き概況】
後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比156円07銭安の2万1440円74銭と弱含みで始まった。東証株価指数(TOPIX)は、14.28ポイント安の1600.97で始まった。
前日の米株安を背景に半導体などの電子部品株を中心に売りが広がっている。日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに軟調となっている。
外国為替市場では、1ドル=111円70銭近辺の推移。アジアの主要株式市場は高安まちまち。
個別では、SUMCOが急落し、東エレク、アドバンテスは安い。ファナックが下押し、太陽誘電は大幅安。ソニーが下落し、トヨタ、任天堂、武田が売られ、ソフトバンクG、ZOZO、7&iHDは小幅安。みずほFGが値を下げ、東京海上は軟調となっている。
半面、ダイキンが締まり、NECはしっかり。ファーストリテが買われ、資生堂は小幅高。JR東海が値を上げ、三井不は堅調。
本日は欧州中央銀行(ECB)の理事会、週末には先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えた様子見ムードの高まりから、現状の東京市場では大きな方向性が出にくくなっている。
週末にメジャーSQを控えるなか、本日の前場時点の日経平均は2万1500円を割り込んでの推移が続く格好となった。足元のオプション市場では、2万1500-2万2000円のレンジで売買のポジションが積み上がっていたこともあり、2万1500円に乗せたいという主体や損失覚悟によるロスカットの向きなど先物を伴った売買が集中しているようだ。
これらを一因として日経平均は2万1400円台でのこう着となるなか、薄商いの続く東京株式市場では、後場にかけても先物の動向に振らされやすい展開が続こう。
ランチバスケットは12件、151.83億円、20億売り越し。
