[概況]
7日の東京外国為替市場は、一時下落していた豪ドル円の買戻しが活発だ。豪ドル円が下落した理由は、本日発表された豪州の1月小売売上高が予想を下回ったことが挙げられる。このことで、豪ドル円は序盤に一時78.335円まで下落し、昨日の安値を更新した。
ところが、中盤以降は買戻しが優勢となり、水準を78.70円近辺まで回復させる。この動きについては、以下のような理由が挙げられる。それは下落に対する反動の動きと、小売売上高と同時に発表された同国の1月貿易収支の結果が、改めて好感されたことだ。豪州の貿易収支の結果は45.49億AUDと予想の27.50億AUDを大きく上回り、特に輸出額は過去最高水準を更新したのだった。
さて、この後の外国為替市場は、日本時間21:45に発表されるECB理事会の結果に注目だ。仮に金利のフォワードガイダンスの変更が示唆されれば、ユーロ相場は大きく動揺する可能性が高い。
[提供:カネツFX証券株式会社]
