今週の相場ポイント

買い手掛かりに欠ける展開とはなっているものの、過度な弱気心理は後退しつつある。ただ、第3四半期決算発表の本格化を28日以降に控え、模様眺めムードが継続する可能性もある。
東京製鐵<5423>が22日に第3四半期決算を迎え、主力銘柄の決算発表がスタートする。第1のピークは31日で約400社、第2のピークは2月8日の約550社。
 
 
テクニカル的にみた日経平均は、5日移動平均線が下値サポートして反転態勢を維持する一方、25日移動平均線も上回ってきたことで、2万500円前後で煮詰まる動きとなっていた日足チャートは上放れの様相となった。
基調は陽転を示している。ここから2万1000円近辺までは昨年12月19日からの日経平均が5日続落で急落したゾーンにあたり戻りに弾みが付きやすい。心理的な節目となる2万1000円及び13週移動平均線が位置する2万1160円が意識されてきそうだ。
 
18日のシカゴ日経225先物清算値は大阪比295円高の2万0925円となっており、2万1000円台回復への挑戦が期待される。
中国の経済指標が相場全体への影響度を増し始めており、日本時間21日午前11時の取引時間中に発表される予定の中国10-12月期GDPが注目される。発表によって相場全体にアク抜け感が広がる期待もある。
 
18日まで5日続伸となっているマザーズ指数、日経ジャスダック平均を受けて中小型株にも循環物色が広がりそうだ。
 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次