【後場寄り付き概況】
23日後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比0円89銭安の2万0622円02銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、4.17ポイント安の1552.26で始まった。
主力株の上昇が支えになる一方、米中協議の進展に対する懸念が上値を抑える形で売り買いが交錯している。日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに小動き。
外国為替市場では、1ドル=109円70銭近辺の推移。アジアの主要株式市場は高安まちまち。
個別では、ソフトバンクG、ファーストリテ、電通、任天堂は堅調。三井住友、東京海上、三井不、テルモが値を上げ、ソニー、オリンパスは強含み。
半面、資生堂が下押し、武田、ユニー・ファミマは軟調。トヨタが緩み、ブリヂストンは安い。日本電産、村田製が値を下げ、東エレク、ファナック、キーエンスはさえない。ZOZO、SUBARUは大幅安となっている。
前場の日経平均は朝安後に下げ渋り、底堅さを見せた。ただ、ソフトバンクG1銘柄で約24円の押し上げ要因となっており、東証1部全体としては値下がり銘柄の方が多い。
ジャスダック上場で産業用ロボットに使用される精密減速機を手掛けるハーモニック<6324>は2018年10-12月期の受注が大幅に減ったと発表。目先の減速懸念は織り込み済みだっただけに、17日に業績下方修正を発表した日本電産<6594>と同様、売り一巡後に下げ渋る展開となったが、積極的に上値を追える状況ではないだろう。
午後にも日銀の金融政策決定会合の結果が伝わるとみられる。市場では上場投資信託(ETF)買い入れ比率見直しの思惑が広がっており、このところのファーストリテの弱い値動きなどはこうした思惑を反映したもののようだ。結果発表を受けて、株価指数への寄与度の大きい銘柄を中心に動きが出てくる可能性があるだろう。
ランチバスケットは14件、395.82億円、売り買いほぼ同金額。
