30日の日経平均が反落。終値は前日比108円安の2万556円だった。
為替が円高に振れたことやマザーズ上場のサンバイオ急落の影響を受けて軟調に推移。米FOMC(金融政策見通し)や米中貿易協議の結果も気になり積極的な買いは見送られた。
一方、下値を売り込む力も弱く日経平均は2万500円のフシ目をキープしている。
サンバイオはかなりのネガティブインパクトとなったが、米アップルが決算後に時間外で買われるというポジティブなニュースもあっただけに、物足りない動き。
今晩の米国市場ではアップルの決算を受けてハイテク株に買いが入るかが注目される。
中国懸念を払しょくできるかという点ではボーイングの決算からも目が離せない。さらにFOMCの結果発表も予定されている。株式市場にネガティブな話は出てこないだろうとの見方が強まっているため、FRBがこの期待に応えられるかどうかは蓋を開けてみなければ分からないが、好感される内容であれば、グローバル市場でリスク選好ムードが強まる展開も期待できる。
サンバイオはあすも売り殺到が予想され、新興市場を中心に中小型株にはまだ厳しい展開が想定される。
信用の投げ売りなどにより、短期的には値持ちの良かった銘柄ほど売りに押される可能性もある。
落ちて自律反発を待つしかないだろう。
マザーズ指数が8.1%下げたのに対して、日経平均は0.5%安と崩れてはおらず、大型株の大半は戻り基調が継続している。現状は米国株頼みの側面はあるが、過度に悲観に傾く局面ではないと考える。
■上値・下値テクニカル・ポイント(30日現在)
22153.89 200日移動平均線
21968.10 均衡表雲上限(週足)
21882.55 26週移動平均線
21855.32 ボリンジャー:+1σ(13週)
21698.33 均衡表基準線(週足)
21684.43 均衡表雲下限(週足)
21673.69 均衡表雲下限(日足)
21631.47 ボリンジャー:+3σ(25日)
21436.37 75日移動平均線
21195.62 ボリンジャー:+2σ(25日)
21006.19 13週移動平均線
20987.92 新値三本足陽転値
20823.69 均衡表転換線(週足)
20759.77 ボリンジャー:+1σ(25日)
20688.30 ボリンジャー:-1σ(26週)
20649.45 均衡表転換線(日足)
20635.35 6日移動平均線
20556.54 ★日経平均株価30日終値
20323.92 25日移動平均線
20157.06 ボリンジャー:-1σ(13週)
20139.47 均衡表基準線(日足)
19888.08 ボリンジャー:-1σ(25日)
19494.05 ボリンジャー:-2σ(26週)
19452.23 ボリンジャー:-2σ(25日)
19307.93 ボリンジャー:-2σ(13週)
19016.38 ボリンジャー:-3σ(25日)
