マザーズ指数は反発、主力株の一角に買い

東証マザーズ指数は反発した。終値は前日比14.51ポイント高の897.90だった。
日経平均株価の上昇で投資家が運用リスクを回避する動きがやや和らぎ、前日に大幅安となった新興市場の銘柄にも買いが広がった。前日に創薬ベンチャーのサンバイオにつれ安したバイオ銘柄に個人投資家が打診買いを入れた。海外投資家や機関投資家も主力株の一角に買いを入れたとみられ、相場を支えた。
 
1月のマザーズ指数は85.58ポイント(10.5%)上昇。昨年12月の199.11ポイント(19.7%)下落の半分程度を戻すにとどまった。
 
サンバイオにはきょうも売りが膨らみ、2日続けて制限値幅の下限(ストップ安水準)で大引けに取引が成立した。1銘柄でマザーズ指数を20ポイントあまり押し下げた。サンバイオ株には今後も売り圧力が続くとの見方が多い。再び相場全体が崩れる要因になりかねないとみた個人の一部はきょう上昇した銘柄にも利益確定売りを出したもよう。
マザーズ指数は朝方に節目の900を付けた後は上値の重い展開となった。
値上がり銘柄数は234、値下がり銘柄数は37となった。
 
個別では、リアルワールド、ベルトラ、SBIインシュアランスグループがストップ高。リネットジャパングループ、Kudanは昨年来高値を更新。アイリッジ、テノ.ホールディングス、CYBERDYNE、オンコリスバイオファーマ、ソーシャルワイヤーが買われた。
一方、サンバイオがストップ安。MRTは昨年来安値を更新。ディー・ディー・エス、テックポイント・インク、アズーム、フェイスネットワーク、パルマが売られた。

 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次