[概況]
NY市場に入り発表された新規失業保険申請件数は予想より増え、第4四半期雇用コスト指数も予想を下回ってドルは売られ、序盤に当日安値108.490円まで値下がりした。
しかしNY株式市場がダウ以外上昇で始まった事や、其の後発表された12月新築住宅販売件数が予想を上回った事などにドルは下げ止まりから上昇に転じ、其の後対ユーロでの上昇にドル/円も買われた。
そして引け近くに108.950円まで上昇したが109円には戻す事が出来ず、最後は前日比-18銭の108.860円と109円を割れて引けた。
バイトマン独連銀総裁の独経済の下振れリスクを指摘する発言にユーロも下げ、ポンドも売られたが、豪ドルやカナダドル、NZドルは上昇するなど、主要通貨はマチマチな動きで引けた。
FOMCでのハト派的な声明やFRB議長が利上げに慎重な姿勢を示してからドルは下げ基調となっており、好調な米経済を考えればドルが下げ続けるとも思えないが、目先は下値を探る展開か。
[提供:カネツFX証券株式会社]
