【寄り付き概況】
4日の日経平均株価は、前週末比43円51銭高の2万831円90銭と3日続伸してスタート。
注目されていた米1月の雇用統計は非農業部門の雇用者数が事前の市場予測を大きく上回り米景気減速への懸念が後退、米ISM製造業景況感指数もコンセンサスを上回り、リスク選好ムードを後押ししている。
前週末1日の米国株市場では主要指数は高安まちまちとなったが、外国為替市場では好調な米経済が確認されたことで1ドル=109円台半ばまで円安が進行しており、これが東京株式市場に追い風材料となっている。
また、個別には佳境入りとなっている企業の決算発表を横にらみに物色の流れが続くことが予想される。
寄り付き時点で業種別では33業種中、海運を除きほぼ全面高、値上がり上位にその他製品、保険、石油、銀行、鉱業など。
個別では、任天堂が反発し、ソフトバンクGが買われ、ソフトバンクも堅調。日立、キーエンスの買いが厚く、村田製、アンリツ、三井住友、三菱UFJ、野村も値上がりしている。半面、ホンダ、デンソーが売られ、京セラ、アドバンテスも下落。ファーストリテが小安く、ユニー・ファミマは軟調となっている。
225先物は、メリル・アムロ・シティ・GS・UBS・SBIが買い越し。
ソジェン・野村・クレディ・大和・ドイツ・パリバが売り越し。
TOPIX先物はメリル・みずほ・JP・バークレイズが買い越し。
クレディ・ソジェン・GS・モルスタ・アムロが売り越し。
テクニカル的には、コカコーラ(2579)、ハウス食(2810)、セーレン(3569)、LINE(3938)、ハリマ化成(4410)、CTC(4739)、日東工(6651)、エレコム(6750)、アンリツ(6754)、ヨコオ(6800)、エスペック(6859)、日立ハイテク(8036)、新光商事(8141)、カチタス(8919)、名鉄(9048)、日立物(9086)、JAL(9048)、HIS(9603)、ミロク(9928)が動兆。
