109円高と3日続伸。米統計好感、円安進行で買い先行

4日の日経平均株価は続伸した。午前の終値は前週末比109円46銭高の2万0897円85銭だった。
前週末発表の米経済統計が良好な内容となり、米景気の堅調さを確認できたことで投資家のリスク回避姿勢が後退した。
外国為替市場で1ドル=109円台半ばまで円安が進んだことなども株高を後押しした。
午前10時過ぎには一時2万922円58銭(前週末比134円19銭高)まで上昇した。その後、上げ幅を縮小する場面もあったが、買い気は根強く前引けにかけて高値圏で推移した。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は反発した。
 
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆819億円、売買高は6億4863万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は全体の9割強にあたる1935。値下がり銘柄数は165、変わらずは26銘柄だった。
 


業種別株価指数(全33業種)はその他製品、情報・通信業、電気機器、銀行業などが上昇し、海運業だけが下落した。

個別では、任天堂が買われ、東エレクやキーエンスも値を飛ばした。アステラス、エーザイ、中外薬、武田薬品工業が高く、キッコマン、ダイキンも上昇した。日立製作所も上値を追った。トヨタ自動車も堅調。ダントーホールディングスが買われ、ガンホー・オンライン・エンターテイメントも急伸。大塚商会はストップ高になっている。
 
半面、ソニーが東証1部売買代金トップで急落した。前週末に18年4~12月期決算を発表したホンダも安い。ネクステージが大幅安となったほか、エディオン、メガチップス、OKIなどの下げも目立つ。アサヒホールディングスも安い。
 
東証2部株価指数は前週末比56.13ポイント高の6708.26ポイントと反発した。
出来高2397万株。値上がり銘柄数は281、値下がり銘柄数は126となった。
 
個別では、JIECが昨年来高値を更新。東邦化学工業、セブン工業、タクミナ、富士ソフトサービスビューロ、日本抵抗器製作所が買われた。
 
一方、ロックペイント、互応化学工業が昨年来安値を更新。ピーエイ、アシードホールディングス、キクカワエンタープライズ、ぷらっとホーム、ショーエイコーポレーションが売られた。

 

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