12日の東京株式市場は堅調展開か。
米国株式市場は8日、11日とも方向感に欠ける動きとなったが、為替市場で円安が急速に進んでおり、日本株の支援材料になると考える。
日経平均株価の予想レンジは、2万400円-2万600円。
前週末8日に大幅続落した反動から、朝方は買いが先行しそうだ。
ただ、日経平均株価の25日線(8日時点で2万528円)近辺では、戻り待ちの売りに上値を抑えられる場面も想定される。
為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の前半(前週末8日終値は109円74-75銭)と円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=124円台の半ば(同124円45-49銭)と小動き。対ドルでの円安を受け、輸出関連銘柄に、見直しの動きがありそう。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同8日の大阪取引所終値比160円高の2万450円だった。
【好材料銘柄】
■日本アクア <1429>
前期経常が上振れ着地・今期は83%増益、2円増配へ。
■長谷工コーポレーション<1808>
今期経常を5%上方修正、配当も30円増額。
■日本ドライケミカル<1909>
今期経常を一転17%増益に上方修正。
■メディカル・データ・ビジョン<3902>
前期経常を69%上方修正。
■日本カーボン <5302>
今期経常は19%増で2期連続最高益、100円増配へ。
■大紀アルミニウム工業所 <5702>
発行済み株式数(自社株を除く)の2.4%にあたる100万株(金額で6億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は2月12日から6月30日まで。
■ゴールドウイン<8111>
今期経常を27%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も32円増額。
■テクノスマート<6246>
4-12月期(3Q累計)経常は48%増益・通期計画を超過。
■ショーエイコーポレーション<9385>
東証が15日付で市場1部に指定する。
■アトムリビンテック<3426>
株主優待制度を新設。対象は毎年6月末時点で100株以上を1年以上継続保有する株主、または300株以上を保有する株主。クオカード(保有株数と保有期間に応じて500円分~7500円分)と自社関連商品の20%割引券を贈呈する。
■日本一ソフトウェア<3851>
4-12月期(3Q累計)経常は12%増益・通期計画を超過。
■ムトー精工<7927>
4-12月期(3Q累計)経常は微増益・通期計画を超過。
■ゼネラル・オイスター<3224>
海洋深層水による牡蠣の長期保存方法に関する特許取得。
■ディー・ディー・エス<3782>
今期最終は黒字浮上で14期ぶり最高益更新へ。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
12(火)
1月マネーストック(8:50)
12月第3次産業活動指数(13:30)
1月工作機械受注(15:00)
《決算発表》
鹿島、国際帝石、マクドナルド、ネクソン、楽天、太平洋セメ、東海カ、三菱マ、ヤマハ発、シマノ、凸版印、飯田GHD、日産自、ユー・エス・エス
【海外】
《米決算発表》
アカマイ・テクノロジーズ、トリップアドバイザー、アクティビジョン・ブリザード、オクシデンタル・ペトロリウム
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
