165円高、続伸 欧米株式が上昇を受け2万1000円台回復

【寄り付き概況】

 13日の日経平均株価は、前日比165円72銭高の2万1029円93銭と続伸してスタート。取り引き時間中に2万1000円台を回復するのは、12月19日以来、約2カ月ぶり。きのう12日の強い地合いや、現地12日の欧米株式が上昇したことも追い風となり、買いが先行した。
 
前日のNYダウ、ナスダック総合指数ともに大幅高となっており、東京株式市場は前日に続きリスク選好ムードが強い。米中貿易摩擦に対する過度な懸念の後退や米政府機関の閉鎖が回避される見通しとなったことが、売り方の買い戻しを誘う状況。
 
外国為替市場でも1ドル=110円台半ばでもみ合う展開で輸出株中心に外部環境は順風局面にある。一方、国内企業の決算発表では下方修正が目立つほか、前日引け後に発表された1月の工作機械受注額も低迷が続いており、実勢悪に対する警戒感も拭い切れない。日経平均はフシ目の2万1000円近辺での攻防に注目が集まる。
 
寄り付き時点で業種別では33業種ほぼ全面高で、値上がり上位に鉱業、石油、ゴム製品、紙パルプ、不動産など。
 
個別では、ソフトバンクGが値を上げ、ファーストリテ、任天堂はしっかり。資生堂、武田が締まり、花王は高い。KABU.COM、楽天が急伸し、三菱UFJは堅調。SUMCO、東エレクが上伸し、トヨタ、ソニーは強含み。太陽誘電、カーボンは大幅高となっている。
 
半面、ZOZOが値を下げ、NTTドコモ、中外薬は軟調。JR東海は弱含み。村田製が売られ、ヤマハ発、東海カは大幅安となっている。

 

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