11日の東京株式市場は堅調か。
米国株式の反発やシカゴ日経平均225先物にサヤ寄せする格好から2万1300円前後でのスタートが予想される。
まだ先行き不透明感は強く、積極的に上値を追うような展開にはならないだろうが、直近の下げ度合いも大きかっただけに、買い戻しが優勢の展開を予想する。
日経平均株価の予想レンジは、2万1200円-2万1400円。
為替相場は、ドル・円が1ドル=113円台の前半(10日終値は112円63-64銭)と円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=128円台の半ば(同128円69-73銭)と小動き。対ドルで円安方向にあることから、輸出関連銘柄に見直しの動きが期待される。
ただ、手掛かり材料に乏しいことから、戻り待ちの売りに上値を抑えられる格好となりそう。消去法的に、値動きの軽い小型株に関心が向かいそうだ。
シカゴ日経平均225先物の円建て清算値は、10日の大阪取引所終値比185円高の2万1325円だった。
【好材料銘柄】
■学情 <2301>
今期経常は19%増で4期連続最高益、3円増配へ。
■竹本容器 <4248>
12月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
■日本エスコン <8892>
今期経常を2%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も6円増額。
■泉州電業 <9824>
今期経常は4%増益、前期配当を5円増額・今期は5円増配へ。発行済み株式数(自社株を除く)の1.51%にあたる15万株(金額で5億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は12月11日から19年4月30日まで。
■マーチャント・バンカーズ<3121>
資本業務提携で基本合意したアーリーワークスとシステム販売の合弁会社を設立。高速ブロックチェーンプラットフォームの導入を促進する。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
11(火)
11月マネーストック(8:50)
10-12月期法人企業景気予測調査(8:50)
11月工作機械受注(15:00)
30年国債入札
《決算発表》
アスカネット、山岡家、JPNミート、イムラ封筒、TBCSCAT、トランザス、トーホー、エイチ・アイエス、きんえい、シーイーシー
【海外】
独12月ZEW景況感指数(19:00)
米11月生産者物価指数(22:30)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
