53円高と反発、米株高を受け、買い戻し優勢

【寄り付き概況】

11日の東京株式市場は買い先行、寄り付きの日経平均株価は、前日比53円54銭高の2万1273円04銭と反発してスタート。
 
前日のNYダウが大幅安から切り返し、大引けはプラス圏で引けたほか、ハイテク株比率の高いナスダック指数も前日終値を上回って着地、これを受けて前日に日経平均が大幅安した東京市場でも主力株中心に買い戻しが優勢の流れにある。
外国為替市場では1ドル=113円台前半の推移と円安傾向にあることもプラス材料になっている。
ただ、引き続き米中貿易摩擦問題への警戒感や英国のEU離脱を巡る議会投票の先延ばしなど不透明要因を抱えており、これが全体相場の上値を重くする可能性も指摘されている。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、16業種が高く、値上がり上位にその他製品、情報通信、水産など。一方、値下がりで目立つのは石油、保険、その他金融など。
 
個別では、ソフトバンクG、KDDIが高く、ファーストリテは買い優勢。任天堂、ソニー、キヤノン、日立が堅調で、オリンパスは小高い。ホンダ、日産自がしっかり。7&iHDが値を上げ、JT、花王、アサヒは買われている。
 
半面、三菱UFJ、三井住友、みずほFGが安く、第一生命は軟調。トヨタが売り物がちで、東エレクは値を消し、キーエンス、ファナックもさえない。武田、塩野義が下げている。
 
テクニカル的には、ハブ(3030)、ネクソン(3659)が動兆。

 

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