[概況]
NY市場で発表された11月生産者物価指数は予想を上回ってドルは買われ、NY株式市場も米中貿易協議進展を好感して上昇で始まると、NY市場序盤にドルはそれまでの高値を上抜いた。
其の後上昇で始まったNYダウが下落に転じるとドルも売られたが、対ユーロや対ポンドで買われたドルは対円でも下値は堅く、ダウが終盤に再びプラスを回復する上昇にドルも買われて当日高値113.475円まで上昇し、最後も前日比+5銭高の113.380円と小幅続伸で引けた。
一方仏のデモ拡大や英国の合意無きEU離脱への警戒にユーロやポンドは売られ、NY市場でそれぞれ当日安値まで下落し、最後もユーロ(-32.5銭)やポンド(-69銭)は下げるなど主要通貨はマチマチで引けた。NY株価の下げにドルは上値が重いが、対ユーロや対ポンドでは買われている為に下値も堅い動きとなっており、しばらくドルは揉み合いが続くのではないか。
[提供:カネツFX証券株式会社]
