この後は、ユーロ円の動きに注意。

[概況]

12日の東京外国為替市場は、貿易問題で対立する米中の緊張が緩和し、リスク回避姿勢が後退した。
緊張が緩和した理由は次の2点が挙げられる。ひとつは貿易問題の歩み寄りに向け、米中の当局者が協議中との報道。

もうひとつは、米国の要請を受けカナダ当局に逮捕されていた、中国企業の幹部の保釈だ。
これを受け、米ドル円は昨日の高値を更新し、一時113.530円まで上昇した。
この後は、コンテ伊首相とEUのユンケル委員長が、イタリアの2019年の予算案をめぐり会談する予定だ。

そのため、ユーロ円の動きに注意したい。仮に、争点となっている財政赤字の目標に妥協点を見出せなければ、ユーロ円は売られる可能性が高い。
下落した場合の下値は、12/4の安値127.615円近辺を予想する。

[提供:カネツFX証券株式会社]

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