【寄り付き概況】
20日の日経平均株価は、前日比207円99銭安の2万779円93銭と3日続落してスタート。軟調な地合いが続くなか、19日のNYダウ・ナスダックがともに反落したことも重しになっている。
前日の米国株市場ではFOMCの結果やパウエルFRB議長の記者会見を受けてNYダウが乱高下、一時500ドル以上の下げをみせる場面があり、大引けも350ドル強の下落をみせた。
NYダウは約1年1カ月ぶりの安値をつけたが、東京株式市場でもこの流れを引き継いで下値模索の展開が続いている。日経平均は前日にフシ目の2万1000円台を下回っており、年初来安値の2万NY円を意識する場面も考えられる。
きょう昼頃発表される日銀の金融政策決定会合と会合後の黒田日銀総裁の会見にも注目が集まる。
寄り付き時点で業種別では33業種中、鉱業、電力ガス、陸運を除き安い。値下がりで目立つのは機械、証券、海運、電気機器など。
個別では、ソフトバンクが大幅安。ソフトバンクGも軟調。三井住友、三菱UFJがさえない。任天堂が安い。ソニーが甘く、東エレク、ファナックが値を下げている。半面、武田がしっかり。トヨタ、キーエンスが強含み。7&iHDが堅調。ユニー・ファミマは小幅高。
225先物は、メリル・アムロ・ソジェン・野村・大和が買い越し。
HSBC・JP・GS・モルスタ・クレディが売り越し。
TOPIX先物はJP・ソジェン・ナティクス・ドイツが買い越し。
大和・GS・日興・UBS・野村が売り越し。
テクニカル的には新光商(8141)が動兆。
