【後場寄り付き概況】
後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比477円82銭安の2万0510円10銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、29.51ポイント安の1526.64で始まった。
日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに一段安で下値模索。米連邦公開市場委員会(FOMC)後の米国株安や中国株の下落を背景にした景気減速懸念が投資意欲を冷え込ませている。
外国為替市場では、1ドル=112円40銭近辺の推移。アジアの主要株式市場は総じて軟調。
個別では、トヨタが安く、ソニー、東エレクも下落し、キーエンスは軟調。ファーストリテ、イオンが値を下げ、JT、三菱UFJがさえない。昭和電工は大幅安。ソフトバンクGが下押し、上場2日目のソフトバンクも小甘い。
半面、任天堂が値を上げ、武田は大幅高で、花王もしっかり。スズキが上伸している。
FOMCを受けた米国市場の反応や国内最大級のIPOの不調な出足を受けて、日米の重要イベントを通過したことによるあく抜けを想定していた市場のメインシナリオが崩れたことで、相場の戻りの鈍さは否めない。
3月23日に付けた日経平均の年初来安値(終値ベース)2万0617円86銭を割り込むと下値を拾う動きもみられているとはいえ、海外投資家による冬期休暇入りが本格化し、市場も薄商いであるなか、引き続き海外短期筋による売買に一段と大きく振らされやすいだろう。
ランチバスケットは180億円、差し引き30億円の売り越しとの観測。
