「恐るべし」

NYダウは464ドル安。
NASDAQは108ポイント安。
S&P500は39ポイント安。
それぞれ2%弱の下落。
世界的景気減速懸念が相変わらず継続。
「売られ過ぎ」という声も聞こえ始めた。
10年国債利回りは2.79%台。
原油先物は45ドル台。
ドル円は111円台前半。
VIX(恐怖)指数は28.84。

日経平均はNY株安を受けて寄り付き208円安。
終値595円安(一時704円安)。
中国株の下落と円高トレンドを背景に「売りが売りを呼んだ」格好。
日経平均、TOPIX、ジャスダック平均は終値ベースの年初来安値を更新。
日経平均は3月安値を切って17年9月以来の安値水準。
値上がり74銘柄。値下がり2047銘柄。
新高値1銘柄。新安値1079銘柄。
東証1部の新安値銘柄が1000を超したのは今年初。
2011年3月15日の東日本大震災の時の3月15日が1048銘柄だったから2008年10月10日の1163銘柄以来の記録。
「リーマン以来というのが何とも不気味」という声が聞こえる。
日経平均で2万円、TOPIXで1500ポイントというフシ目さえ意識せざるをえないところまで来た。
騰落レシオは74.23。
NT倍率は13.44倍。
25日線からは5.9%、200日線からは8.5%のマイナスかい離。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲2.867%。
買い方▲20.082%。(16年2月12日▲25.918%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方△ 2.615%。
買い方▲28.217%。
空売り比率は47.0%と14日連続の40%超。
日経HVは22.6。日経VIは25.97。
日経平均採用銘柄のPERは11.45倍でEPSは1781円。 
シカゴ225先物終値は22300円水準。
ボリンジャーのマイナス3σは20276円、マイナス2σは20737円。
あまりにも急速な下落。
しばらくは罫線でモノを語れない時期となってきた。
気学では「弱体日。戻り待ち売り方針良し」。
月曜は「下げ来りて尚安きは小底日となる」。
火曜は「押し目買いの日。不二高を見ることあり」。

大納会まであと5日。
3連休明けは権利付き最終日。
課題は26日の株高の得意日。
クリスマス休暇での低商いで掉尾の一振ができるかどうかだ。
どこかで誰かの一夜変わりがあると思いたい。

市場関係者岡本さんの計算。
「日経平均、今年になって5日線を割ったのが12回。
そのうち、11回は下げ相場に入りました。
確率92%。
残りの1回は7月ですが、上げたと言うより、もみ合い。
最終的には5日線を割って下げ相場に入りました。
これだって下げ相場とカウントしたら100%となってしまいます」。
恐るべし5日線。

大和の2019年びっくり予想。
(1)3度目の正直でトランプ弾劾成立。新大統領は対中強硬派ペンス。
ロシアゲートの進展があると現実味を帯びてくる。
(2)米大統領候補、ミシェル・オバマ
マーケットフレンドリーではないが、サプライズは少ない政治に
(3)米中貿易戦争の休戦
可能性は低くないが、その先は日本がターゲットにも
(4)まだまだ続く米国の景気拡大
景気後退は大統領選にとって不都合
(5)トランプ大統領、パウエルFRB議長を解任
法律的には「可能だが、実現へのハードルは高い
(6)米国がINF全廃条約離脱、日本周辺で始まる米中核軍拡
潜水艦配備の可能性
(7)英国で社会主義的な労働党政権成立
金融市場からは歓迎されない相手、ブレグジットの取り止めもあり得る
(8)OPEC解体
サウジ、米露の3大産油国連合の可能性
(9)安部手首相の退陣とアベノミクスの終了
仮に衆参同時選挙となって大敗すると突然終了の可能性。イノシシ年の選挙は鬼門。
(10)2019年の日本は想定外の消費ブームに。
新天皇即位やGW10連休、ラグビーW杯などで消費が刺激。想定外の消費の可能性。

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