日経平均株価は、連日で年初来安値を更新した。
12月第1週(3日~7日)に週足で長い陰線を形成。2週(10日~14日)が週間下落ながら陽線となり、売りが一服したかと思われたが、3週目となる今週(17日~21日)に再び長い陰線を形成し、下げトレンドの継続が強く意識される動きとなった。
日経平均は週間では約1208円の大幅下落となり、週足では長い陰線を形成した。
東京株式市場は、年明け4日の大発会まで6連休となることから28日の大納会に向けての売買は低調となりそうだが、売り圧力も後退してこよう。
今週の日経平均は心理的な節目意識が強まる2万0000円の攻防が意識され、ボラティリティの高い展開となることが予想される。仮に2万0000円割れとなると、ザラバ、終値ベースともに2017年9月15日以来となる。
年内受け渡しである25日で年内換金売り圧力が一巡し、実質2019年相場入りとなる26日からは、個別銘柄において押し目狙いの動きも期待される。
また、3月期末配当を意識するタイミングにも入ってくることから、株価調整による個別銘柄配当利回りの魅力が注目されやすくなる。
マザーズ指数の不安定な動きが続きそうだ。
先週までの大幅下落で需給整理が進み、IPOラッシュを通過することも需給面の追い風になると期待される。しかし、先週末の米国市場でNYダウが大幅続落し、連休明けの日経平均は節目の2万円割れが視野に入ってきた。個人投資家の弱気ムードが一段と強まり、中小型株の反転機運も高まりづらいだろう。
ただ、IPOが一巡することにより、直近IPO銘柄を見直す動きも想定される。
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