【寄り付き概況】
27日の日経平均株価は、前日比379円13銭高の1万9706円19銭と大幅に続伸してスタート。東証株価指数(TOPIX)は、28.74ポイント高の1460.21で始まった。
26日に下げ渋る動きをみせていたことや、現地26日のNYダウが過去最高の上げ幅を記録し、ナスダック総合指数も大幅な反発となったことなどを好感し、買いが先行した。
前日までNYダウは4営業日連続安で1900度ル近い下落をみせていたが、その半分以上を1日で取り戻したことで投資家心理の改善が急となっている。
外国為替市場では1ドル=111円台前半まで急速に円安が進行しており、これも輸出セクター中心に追い風材料となっている。日経平均は一気に2万円大台復帰も視野に入れるリスク選好の流れに変わったが、足もとは年末でポジションを持ちにくく、買い戻し一巡後は上値を積極的に買い進む動きは限定的となる可能性もある。
寄り付き時点で業種別では33業種全面高で値上がり上位にその他金融、倉庫、海運、鉄鋼、金属製品など。
個別では、ソニー、東エレク、ファナックが急伸し、トヨタ、スズキも大幅高。ソフトバンクGが値を上げ、ファーストリテは買い優勢。JT、花王、三菱UFJ、三井住友が高く、野村も堅調。JXTG、国際帝石の資源関連株が買い注文を集めている。
一方で、下落しているのはスギHDや福田組など数銘柄にとどまっている。
225先物は野村・モルスタ・三菱・225・ソジェンが買い越し。
メリル・SBI・みずほ・UBS・アムロ・バークレイズが売り越し。
TOPIX先物はパリバ・メリル・モルスタ・GSが買い越し。
大和・ドイツ・バークレイズ・みずほ・野村が売り越し。
テクニカル的には動兆なし。
