日経ジャスダック平均は続伸、投資家心理に改善

日経ジャスダック平均株価は大幅に続伸した。終値は前日比116円93銭高の3207円37銭だった。上昇率は2013年6月10日以来、およそ5年半ぶりの大きさ。休場明け26日の米株式相場が急伸し、冷え込んでいた投資家心理に改善の兆しがみられた。年末接近で海外投資家の商いが細るなか、個人投資家などが値ごろ感のある銘柄に幅広く買いを入れ、株価を押し上げた。
 
市場ではこの日の上昇について「自律反発の範囲内」との冷静な見方もある。最近の相場急落局面で信用取引の買い持ち高に追加担保の差し入れ義務(追い証)が発生し、投資余力が低下した個人投資家が多いとみられるためだ。本格的な相場底入れには「売買代金を伴っての上昇を確認する必要がある」との声があった。
 
ジャスダック市場の売買代金は概算で441億円と低水準だった。売買高は8138万株。
値上がり銘柄数は649、値下がり銘柄数は36となった。
 
個別では、テラ、テリロジー、イメージ情報開発、アイビー化粧品、中野冷機など6銘柄がストップ高。東武住販、SIG、ナガオカ、大日光・エンジニアリングは一時ストップ高と値を飛ばした。ヒビノ、トシン・グループ、日本エマージェンシーアシスタンスなど4銘柄は年初来高値を更新。ぱど、リリカラ、サン電子、SDエンターテイメント、ケアサービスが買われた。
 
一方、岩塚製菓、日東ベスト、日宣、桜井製作所、京極運輸商事など6銘柄が年初来安値を更新。フジコー、カッシーナ・イクスシー、中央経済社ホールディングス、パウダーテック、ソレキアが売られた。

 

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