今週は週末に米雇用統計を控え、それまでは様子見か

[概況]

先週末28日に発表された米経済指標は予想を大きく上回り、NY株式市場もダウは一時+243ドル高まで上昇したが最後はプラスを維持出来ず、S&P500と共に3日ぶりに反落し、ナスダックは3日続伸して引けた。

株価のマイナス圏に落ちる下げにドルも売られて、引け間際に当日安値110.140円まで下げ、最後も前日比-77.0銭の110.210円と110円前半に落ちて引けた。

経済指標に見られる通り、米経済は好調を維持しているが、政府機関の一部閉鎖による政治の停滞や米中貿易摩擦などの外的要因により、米経済の先行きに対する市場の警戒感が増している事から、今後の株価の動向はこれらの弱材料に対し、米経済がどれだけ好調を維持出来るかに掛かっているのではないかと見ている。

今週の米経済指標は本日31日はナシ、明日1月1日は世界共通の祭日で休場となり、2日(水)ナシ、3日(木)12月ADP雇用統計、新規失業保険申請件数、12月ISM製造業景況指数、11月建設支出、4日(金)12月雇用統計などとなっている。基本的に週末までドルは揉み合いと見て、上値の重い展開を予想している。

[提供:カネツFX証券株式会社]

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