1月4日大発会の東京株式市場は売り先行後、落ち着きどころを探る展開となりそう。
日経平均株価の予想レンジは、1万9300円-1万9500円。
3日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、12月28日の大阪取引所終値比630円安の1万9370円。
朝方は、同清算値にサヤ寄せする動きで売りが先行するとみられる。
米国株式が不安定な動きを続けるなか、5-6日が休日となることもあり、積極的な売買は期待しづらく、手控えムードが広がりそうだ。
一方、売り一巡後は値ごろ感による選別物色も予想される。中国の景気指標の悪化で市況関連や円高を背景に自動車株は見送られるが、昨年末にかけてみられたディフェンシブ買いや内需系銘柄への見直し買いは意識されそう。
今晩の米12月雇用統計を前に為替市場ではドルの円に対する戻りは期待できないが、時間外のダウ先物などがプラスで推移していれば、全般下落圧力は次第に和らぐ公算が大きいだろう
。
為替相場は、ドル・円が1ドル=107円台半ば(12月28日終値110円39-41銭)、ユーロ・円が1ユーロ=122円台の半ば(同126円44-48銭)と大幅に円高方向に振れている。円高の進行を嫌気した売りが優勢となりそう。
【好材料銘柄】
■テクノアルファ <3089>
前期経常は3.7倍増益で着地、今期業績は非開示。前期配当を2円増額・今期も27円継続。
■アダストリア <2685>
9-11月期(3Q)経常は64%増益で着地。
■アミタホールディングス <2195>
18年12月期第4四半期に受取保険金3700万円を営業外収益に計上する。
■シベール <2228>
9-11月期(1Q)経常は赤字縮小で着地。
■アスクル <2678>
12月単体売上高は前年同月比6.3%増と増収基調が続いた。
■ハローズ <2742>
3-11月期(3Q累計)経常は11%増益で着地。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
4(金)
大発会
《決算発表》
マルマエ
【海外】
米12月雇用統計(22:30)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
