年末年始の新興市場では、日経平均が軟調な展開となるなか、マザーズ指数や日経ジャスダック平均は底堅く推移した。
日経平均は12月25日に1000円超下落するなど引き続き不安定な値動きで、新興市場でも年末年始の休暇を前に手仕舞い売りが出る場面もあった。しかし、年末にかけての損益確定の売りが一服したことで需給状況が改善し、中小型株にはリバウンド期待の買いが入った。
今週の新興市場では、マザーズ指数が目先戻りを試す展開か。
先週末の米国市場では米景気減速や利上げへの警戒感が後退し、NYダウが大幅反発した。
新年相場入りによる需給改善に加え、外部環境の改善を背景に、週明けの新興市場では買い安心感が広がるだろう。
ただ、米中摩擦や米政治情勢に関する報道睨みの相場展開は続きそうだ。
