米国株安を受け、128円安と続落スタート

【寄り付き概況】

12日の東京株式市場は売り先行、寄り付きの日経平均株価は、前週末比128円55銭安の2万2121円70銭と続落してスタートした。
 
前週末のNYダウが200ドル強の下げと5日ぶりに反落、米長期金利の上昇と中国景気減速懸念を背景とした中国株や香港株への警戒感が強く、東京株式市場でもリスク回避ムードが優勢となっている。
 
原油市況の下げが続き、WTI原油先物価格は10日連続安で、これは34年ぶり。水準的にも一時60ドル大台を下回り約9カ月ぶりの安値に沈んだことも、世界景気減速への懸念と相まって買い手控えムードにつながっている。外国
 
為替市場では1ドル=113円台後半の推移だが、輸出株全般は物色の矛先が向かいにくい状況。半面、内需の中小型株に相対的に買いが誘導されやすい地合いにある。
 
取引開始前に日本銀行が発表した10月企業物価指数(速報値)は、前月比0.3%上昇で市場予想平均の同0.1%上昇を上回った。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、鉱業、不動産、食料品、電力ガスの4業種が高い。一方、値下がりで目立つのは倉庫、非鉄、電気機器など。
 
 
個別では、SUBARUが下押し、トヨタ、ホンダも軟調。ソニー、村田製、日本電産が売られ、ファナックは続落している。住友鉱、JXTGが安く、三菱商はさえない。みずほFG、資生堂、JAL、塩野義も下落している。
 
半面、ファーストリテが小高く、ソフトバンクGは強含み。NTTは堅調。東電力HD、楽天、三井不、ダイフクは反発している
 
225先物は、アムロ・メリル・三菱・ソジェン・モルスタが買い越し。
野村・ドイツ・大和・みずほ・パリバが売り越し。
TOPIX先物はメリル・モルスタ・クレディ・ナティクス・アムロが買い越し。
シティ・JP・SBI・パリバ・UBS・野村が売り越し。
 
テクニカル的にはアイロム(2372)、ゲオ(2681)、ニチレイ(2871)、UKC(3156)、ヴィンクス(3784)、カーバイド(4064)、太平洋セメ(5233)、洋缶(5901」、日本郵政(6178)、洋エンジ(6330)、丸井(8252)、西武(9024)、東電(9501)、西尾レント(9699)、冨士ソフト(9749)が動兆。
 
 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次