株価下落によるリスク回避の円買い優勢もドルは小幅高

[概況]

対ユーロで買われたドルは対円でも買われ、東京市場終盤に当日高値114.210円まで上昇した。一方ユーロはイタリアの財政不安に売られ、欧州株式市場が上昇で始まったあと下落に転じると下げ幅を拡げ、英国のEU離脱を巡り9日に運輸相が辞任し、更に4人の閣僚が辞任する可能性と報じられてポンドも売られた。
 
ユーロやポンド安にドルも連れ安となり、欧州市場序盤に114円を割れ、NY株式市場が下落して始まると序盤に当日安値113.655円まで値下がりした。
NY株式市場は序盤以降も下げ続けたが、対ユーロで買われたドルは対円でも買われて下げ止まりから値を戻し、終盤に113.915円まで反発して、最後は前日比+6銭高の113.860円と小幅高で引けた。
 
株価下落によるリスク回避の円買いにドル以外の主要通貨は売られ、ユーロ(-1.280円)やポンド(-1.26円)は大幅安となった。NY株式市場が大幅続落した為にドルの上値も重いが、ドル高の流れは維持していると見られる。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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