小幅反発スタート、米国株高を受け買いが先行

【寄り付き概況】

16日の東京株式市場は売り買い交錯、寄り付きの日経平均株価は前日比1円28銭高の2万1804円90銭と小幅に反発してスタート。
前日のNYダウが200ドルあまり上昇したほか、ナスダック指数も120ポイント強の上昇、さらに足もと外国為替市場でも113円台後半まで円安方向に押し戻されており、東京市場でもリスクを取りやすい環境にある。
しかし、米国株式市場の取引終了後に決算を発表したエヌビディアが時間外取引で急落、これがネガティブ材料として半導体関連株などの重荷となっている。
米中貿易摩擦問題の緩和への期待が米株高の背景にあるが、中国景気減速懸念などが依然くすぶるなか、全体相場は強弱感が錯綜し不安定な展開を強いられそうだ。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、22業種が高く、値上がり上位に鉱業、石油、ガラス土石など。一方、値下がりで目立つのはゴム製品、電力ガス、水産など。
 
個別では、東エレク、SUMCOの売りが厚く、村田製、ファナック、ソフトバンクGが下げ、トヨタ、ブリヂストンもさえない。三菱UFJ、三井住友も軟調となっている。
半面、ファーストリテ、任天堂、国際帝石が買われ、三菱商は小幅高。資生堂、リクルートHDも値上がりしている。
 

225先物は、ソジェン・ドイツ・大和・クレディ・JPが買い越し。
GS・野村・みずほ・SBI・メリルが売り越し。
TOPIX先物はナティクス・モルスタ・アムロ・バークレイズが買い越し。
野村・GS・メリル・大和が売り越し。
 
テクニカル的には、クリエイト(3148)、クラレ(3405)、トウキョウベース(3415)、GMOクラウド(3788)、マイネット(3928)、チェンジ(3962)、キャリアイン(6538)、ヤーマン(6630)、IDOM(7599)、凸版(7911)、エフピコ(7947)、東北電(9506)、東ガス(9531)、HIS(9603)、Tナカヤマ(9830)が動調。

 

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