【後場寄り付き概況】
22日後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比31円38銭高の2万1538円92銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、2.02ポイント高の1617.91で始まった。
日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに前日終値付近での小動き。値頃感から買いが入る一方、中国株安を嫌気した売りも出て、相場全体の方向感が定まらない。
外国為替市場では、1ドル=113円近辺の推移。アジアの主要株式市場は高安まちまち。
個別では、任天堂がにぎわい、トヨタは締まり、日産自は小幅高。資生堂の買いが厚く、コーセーもしっかり。ZOZOが上げ、ドンキホテHDも上伸している。
半面、三菱UFJの売りが膨らみ、三井住友は軟調。ソフトバンクGが下げ、ファーストリテは大幅安。東海カ、昭和電工、村田製も下落している。
日経平均は、前日に引き続き予想PER12倍水準(前日のデータで算出すると約2万1300円処)での下値の堅さが意識されている。
国内三連休や米感謝祭を控えた薄商いのなか、明確な方向感は確認されていない。
しかし、米国におけるクリスマス商戦の前哨戦とも言われるブラックフライデーを23日、サイバーマンデーを26日に控えて、一般的に11月下旬から上旬にかけて相場は上昇確率が高くなるとのアノマリー面からも、好材料が出た銘柄の株価感応度は高くなっている。
個別物色が活発化する展開には注目しておきたいところである。
ランチバスケットは11件、118.22億円、10億買い越し。
