内需株を中心とした物色が継続か

日経平均は続伸。
23日のNYダウは原油先物相場の急落を受け4日続落して178ドル安となった。
ただ、原油安がデメリットとなる銘柄は売られたものの、ドル円が場中に円安に振れたことから、ハイテクの一角には押し目買いが入った。
米年末商戦の出足が好調と伝わったことに加え、大阪での開催が決まった2025年の国際博覧会(万博)への期待などもあり、連休明けの日経平均は小幅高からスタートすると上げ幅を広げた。
 
悪材料への耐性がついたのかどうか、明日の動向は注目される。
内需は大阪万博開催決定で、より資金が向かいやすくなったが、全体がここから上昇していくには、外需の持ち直しにも期待したいところ。
 
米中両国は、11月30日-12月1日にアルゼンチンで開かれるG20(主要20カ国・地域)首脳会談に合わせ、トランプ米大統領と習近平・中国国家主席が会談する予定であり、通商交渉の行方を見極めたいとの空気は根強い。
29日には11月7、8日開催のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事録が公表されるが、米利上げペースにも関心が集まっている。
 
25日線(2万1851円、11/26時点、以下同じ)は超えられなかった。一方、終値は21812円と、5日線(2万1674円)を大きく上回った。週初から良い動きが見られただけに、5日線をサポートに早々に25日線をブレークできるかに注目したい。
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(26日現在)
 
23149.70  均衡表雲上限(日足)
23115.65  均衡表雲下限(日足)
22963.04  ボリンジャー:+3σ(25日)
22710.00  均衡表転換線(週足)
22710.00  均衡表基準線(週足)
22592.42  ボリンジャー:+2σ(25日)
22574.10  75日移動平均線
22555.35  13週移動平均線
22536.30  26週移動平均線
22288.97  200日移動平均線
22261.25  均衡表雲上限(週足)
22221.81  ボリンジャー:+1σ(25日)
21876.61  ボリンジャー:-1σ(26週)
21851.20  25日移動平均線
21822.09  均衡表基準線(日足)
 
21812.00  ★日経平均株価26日終値
 
21684.43  均衡表雲下限(週足)
21675.12  6日移動平均線
21666.49  ボリンジャー:-1σ(13週)
21616.90  均衡表転換線(日足)
21480.58  ボリンジャー:-1σ(25日)
21216.91  ボリンジャー:-2σ(26週)
21149.80   新値三本足陰転値
21109.97  ボリンジャー:-2σ(25日)
20777.62  ボリンジャー:-2σ(13週)
20739.36  ボリンジャー:-3σ(25日)
20557.22  ボリンジャー:-3σ(26週)
 
ザラ場高値が25日線に接近したほか、12日を直近ピークに下降を続けてきた5日線が上昇に転じ、短期的な下降トレンド脱出を示唆した。
一目均衡表では、日々線が雲下にとどまり、転換線と基準線は下向きのままだったが、遅行線の株価に対する下方乖離幅が縮小し、弱気シグナルがやや小さくなった。
 
ボリンジャーバンドでは、21日の一時-1σ割れを直近ボトムとする緩やかな反転トレンドが続いているとみられ、27日以降は中心線回復、+1σ超過が期待される。RSI(9日)は売られ過ぎ圏に近い26.32%から33.88%と中立圏の下側にシフト。
日経平均はRSIの50%超への上昇に支えられながらの短期上昇トレンド入りが見込まれる。
 
 
 
 

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