日経ジャスダック平均株価は小幅ながら3日続伸した。終値は前日比79銭高い3545円00銭だった。
新興企業市場は前日の米国株高や円安進行を背景に個人投資家が買いを入れ、堅調に推移した。午後に日経平均株価が上げ幅を広げたのに伴い、リスク許容度が高まった個人投資家の買いが新興企業株にも入った。
ただ相場全体を動かすような新規の手掛かりは乏しく、相場の上値も重かった。
朝方は小口の買いが優勢だった。午後は買いが一服したが、「市場全体で売り注文が少なかった」ため、値を保つ銘柄が多かったという。
ジャスダック市場の売買代金は概算で532億円、売買高は9010万株だった。値上がり銘柄数は365、値下がり銘柄数は250となった。
個別では、ジェーソン、フジタコーポレーションがストップ高。ハイパー、アルファクス・フード・システム、アテクトは一時ストップ高と値を飛ばした。
ウエストホールディングス、ジェイテック、イメージ ワン、久世、菊池製作所など9銘柄は年初来高値を更新した。
大塚家具、SAMURAI&J PARTNERS、アイレックス、ディ・アイ・システム、多摩川ホールディングスが買われた。
一方、テノックス、佐藤食品工業、スーパーバリュー、フーマイスターエレクトロニクス、山王など20銘柄が更新した。 シード平和、ナビタス、ウチダエスコ、クレステック、AKIBAホールディングスが売られた。
