東証マザーズ指数は前日比20.67ポイント高の995.71ポイントと4日続伸した。
日経平均が抵抗線となっていた2万2000円台を回復したことや堅調なアジア株の動向を受けて、個人投資家によるセンチメントも好転し、指数インパクトの大きいマザーズ銘柄が中心となって上げ幅を拡大する展開となった。
東証1部市場に連動してジリ高基調となり、1000ポイントに接近した。
マザーズの売買代金が約3週間ぶりに1000億円を超え、「前向きになりつつある投資家心理が確認された」状況だ。戻り相場で重要視される節目も突破したことで、市場関係者からは「底入れに向けて動きだした」との声が上がっていた。
売買代金は概算で1089.70億円。騰落数は、値上がり180銘柄、値下がり73銘柄、変わらず9銘柄となった。
個別では、エクスモーション、キャリアがストップ高。ブリッジインターナショナルは一時ストップ高と値を飛ばした。ジェネレーションパス、オークファン、ALBERT、イーソルは年初来高値を更新。VALUENEX、ディー・ディー・エス、ソウルドアウト、イオレ、テモナが買われた。
一方、アズーム、ジーニーが年初来安値を更新。HANATOUR JAPAN、グローバルウェイ、JMC、シンメンテホールディングス、テックポイント・インクが売られた。
東証マザーズ市場に新規上場した霞ヶ関Cは、12時56分に公募・売り出し価格(公開価格、3240円)を3000円(92.6%)上回る6240円で初値を付け、6400円で初日の取引を終えた。同社は太陽光発電施設の開発・販売や不動産のコンサルティング事業などを手掛ける。
