パウエル発言でドルは急落するも、株価の上昇に買い戻される

[概況]

NY市場に入り発表されたMBA住宅ローン申請指数は前週比プラス、第3四半期実質GDP改定値は予想通りで為替市場には影響薄だったが、NY株式市場が上昇で始まるとドルも買われてそれまでの高値を上抜いた。

そしてNY市場序盤に14日以来、2週間ぶりとなる114円台に乗せて当日高値114.050円まで上昇したが、直後にパウエルFRB議長の講演での発言が伝わり、議長が「政策に既定路線は無く、金利は中立レンジをやや下回る」と利上げに慎重(と市場に受け取られる)な姿勢を示した事からドルは売られ、序盤に当日安値113.440円まで一気に急落した。

しかし株式市場には好感された為に株価は一段高となり、株価の上昇にドルも買い戻されて値を戻し、最期は前日比-13銭の113.655円と小幅安で引けた。また対ドルで買われた他の主要通貨は対円でも買われ、ユーロやポンド、豪ドル、NZドルは大台を更新し、トルコリラは戻り高値を更新(高値21.81円)した。

パウエル発言を受けてドルは急落したが、株式市場には好感されて株価は上昇し、株高にドル売りも進まず底堅く推移したが、ドルはしばらく揉み合いか。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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