NY株式市場は反落し、ドルも小幅安で113円半ば割れ

[概況]

NY市場に入り発表された新規失業保険申請件数は予想より増えたが、10月個人所得と個人支出は予想を上回る一方、10月個人消費デフレータが予想を下回って物価上昇圧力が高まっていないとの見方にドルは当日安値113.175円まで値下がりした。
 
しかし直ぐに揉み合いに戻り、売られて始まったNY株式市場が下げ止まりから値を戻し、中盤にトランプ大統領が「中国は合意したがっている。それに近付いている」と発言した事が伝わるとドルは一段高となった。
 
そして株価の上昇にドルも買われて終盤に欧米市場高値113.565円まで上昇したが、引け間際の株価下落にドルも売られ、最後は前日比-19.5銭の113.460円と113円半ばを割れて引けた。ユーロは小幅高(+5.5銭)となったが、ポンドは英前運輸相がEUとの間で合意した離脱案を拒否する様、保守党員に呼び掛けたと報道された事で売られ、-74銭の下落となった。
 
また戻り高値を更新しているトルコリラはこの日も一時22円台に乗せ、最後も+19銭高で引ける上昇となるなど、主要通貨はマチマチな動きとなった。ドルは一時113円割れ近くまで下げたが、最後は113円半ば付近まで戻すなど底堅さは維持していると見られるが本日は揉み合いか。
 
 

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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