G20、米中首脳会談控え、米ドル円は動意薄い。

[概況]

30日東京時間の米ドル円は小動きながらも底固い展開となった。

昨日NY時間に伝わった、米中首脳会談における両国の合意に向けたトランプ大統領の前向きな発言が本日も引き続き米ドル円の下値を支えた格好となった。

米ドル円は113円台前半から半ばへとじりじりと水準を上げ、一時113.555円へと本日高値を更新している。

本日の欧米時間中は、G20首脳会談の他は、目立った材料もみられず、同様な展開が継続される可能性が高そうだ。

明確な方向感が生まれるとすれば、米中首脳会談の内容が明るみとなった後の週明けで、両国がどれだけ歩み寄りを見せることができるかが、米ドル円の方向性へ影響を与えるだろう。

チャートを見ると、米ドル円は現在5日移動平均線(113.61円)並びに20日移動平均線(113.40円)に挟まれる格好となっている。米中首脳会談を消化して、週明けに上下何れの方向へブレイクするかを確認したい。

上抜けであれば、11月28日高値114.050円が、下抜けであれば11月20日安値112.295円をそれぞれの目標値とする動きとなることが予想される。

[提供:カネツFX証券株式会社]

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