[概況]
先週末30日に発表された米経済指標は予想を大きく上回り、NY株式市場は米中首脳会談を前に株価は3市場とも反発し、株価の上昇にドルも小幅高(+4銭)となって113円半ばを回復した。そしてG20で行われた米中首脳会談では、米国が対中関税引き上げ(10→25%)を来年1月の予定から90日延期すると発表し、決裂は回避されたが合意も先延ばしされたカタチとなった。
これを受けて週明け3日の東京外国為替市場は円売り優勢で始まったが、先週のFRB議長等の講演で利上げ打ち止め感の出て来たドルが、今週はどこまで上値を伸ばす事が出来るかに注目している。
今週の米国は3日(月)10月建設支出、11月ISM製造業景況指数、4日(火)ナシ、5日(水)MBA住宅ローン申請指数、11月ADP雇用統計、第3四半期非農業部門労働生産性指数、11月ISM非製造業景況指数、地区連銀経済報告、6日(木)10月貿易収支、新規失業保険申請件数、10月製造業受注、7日(金)11月雇用統計、12月ミシガン大学消費者信頼感指数、などが発表予定となっている。今週はドルが再び上昇出来るか、トルコリラが上昇トレンドを維持してどこまで上値を伸ばせるかに注目している。
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