「さて」

「さて」
 
週末のNY株式市場は上昇。
「G20に合わせて開催予定の米中首脳会談で、貿易摩擦解消に向けた進展があるとの期待が追い風」との解釈だ。
NASDAQとS&P500の週間上昇率は約7年ぶり、NYダウ平均の上昇率は約2年ぶりの大きさとなった。
「市場が注目する懸案は3つ。
FRBのハト派色が今後強まるか。
米中貿易関係がどのように展開するか。
原油市場の動向」という声が聞こえる。
11月のシカゴ景気指数は66.4と、前月から8ポイント上昇。
11カ月ぶりの高水準。
市場予想は58.0。
新規受注が2014年5月以来の高水準。
生産も上昇し3カ月ぶり高水準を付けた。
受注残は4カ月ぶり高水準。
「各企業とも受注に対応するだけの労働力の確保に苦慮している」との声が聞こえる。
10年国債利回りは一時3%を割れ込んだ。
「米政策金利が中立金利を若干下回る水準にあるとしたパウエルFRB議長の発言も引き続き見定めている」という格好だ。
ドル円は113円台半ばでの推移。
 
 
日経平均は寄り付き12円高。
中国製造業PMIが2年4ヶ月ぶりの低水準となり、一時マイナスに沈む場面もあったが後場一段高。
6日続伸で週間の負けなしとなった。
5日立会いの週で5連勝は今年初めてのこと。
日経平均の日足は200日移動平均線(22300円)を回復。
10月月間高安の下落幅の38.2%戻しを達成した。
週間では約704円の上昇。
週足は3週ぶりに陽線。
MSCIの銘柄入替もあり東証1部の売買代金は3兆6637億円と増加。
値上がり1311銘柄、値下がり737銘柄。
新高値32銘柄、新安値10銘柄。
騰落レシオは113.78%まで上昇した。
NT倍率は13.40倍。25日線(21811円)からは2.1%、200日線からは0.2%のプラスかい離。
26週線(22557円)は上向きに転じ週足のデッドクロスも発生せず。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲10.174%。買い方▲11.366%。
逆転しそうな気配だ。
逆転すれば上昇に拍車がかるというのが法則。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方 ▲4.76%。
買い方▲17.79%。
空売り比率は39.1%と43日ぶりの40%割れ。
これも良いサイン。
日経平均採用銘柄のPERは12.48倍。
EPSは1790.95円と過去最高を更新。
シカゴ225先物終値は大証日中比70円高の22420円と高値引け。
安値は22235円。
一目均衡の雲の下限は22337円、上限は22710円。
ボリンジャーンのプラス1σは22224円、プラス2σは22567円。
3日新甫は荒れるというのがアノマリーだ。
気学では「押し目買いの日。安値にあるときは不時高を見せる」。
火曜は「強日柄にして後場高のこと多し」。
水曜は「目先のポイントを作る注意日」。
木曜は「弱日柄にして転機をつくることあり」。
金曜は「強調をみせても飛びつき買いを警戒し売り狙え」。
 
NYダウは199ドル高の25538ドルと反発。
NASDAQは57ポイント高の7330ポイント。
S&P500は22ポイント高の2760ポイント。
ダウ輸送株指数は140ポイント高の10820ポイント。
SOX指数は1.43%上昇。
3市場の売買高は83.9億株と拡大。
CME円建ては大証比70円高の22420円。
ドル建ては大証比70ポイント高の22420ポイント。
225先物大証夜間取引は日中比60円高の22410円。
ドル円は113.46円。
10年国債利回りは2.993%。
 

(兜町カタリスト櫻井)

 

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