【寄り付き概況】
15日の日経平均株価は、前週末比193円33銭安の2万2501円33銭と反落してスタート。
東証株価指数(TOPIX)は、11.72ポイント安の1690.73で始まった。
前週末のNYダウが4日ぶりに反発したが、取引時間中はマイナス圏で推移する場面もあり、引き続き不安定な動きをみせている。
足もと外国為替市場で1ドル=112円近辺と円高水準にあることなどが警戒され、主力輸出株中心に買い手控えムードが漂う。
これから日米の企業決算発表が始まるなか、貿易摩擦の影響などを見極めたいとの思惑も目先筋の戻り売りを誘いやすい。
一方、下値では株価指標面からの割安さに着目した押し目買いも想定されている。
寄り付き時点で業種別では33業種中、空運、鉱業を除く31業種が安く、値下がりで目立つのはガラス土石、その他金融、銀行など。
個別では、ソフトバンクGが値を下げ、任天堂は売り物がち。トヨタ、ホンダ、東エレク、ファナック、キーエンスもさえない。ファーストリテが下落し、JR東日本は弱含み。三菱UFJ、三井住友が売られている。
半面、ソニー、武田、アステラス薬、KDDI、日本郵政はしっかり。JALが上伸し、東宝は買い優勢。ワコム、Gunosyが大量の買い注文を集めている。
225先物は、野村・大和・パリバ・みずほ・SBIが買い越し。
アムロ・JP・クレディ・ドイツ・モルスタ・メリル・GSが売り越し。
TOPIX先物はソジェン・三菱・パリバ・みずほ・日興・GSが買い越し。
バークレイズ・モルスタ・クレディ・野村・ドイツ・JPが売り越し。
テクニカル的には、ラクト(3139)、MDV(3902)、ダイト(4577)、三井海洋(6269)、レオン自販(6272)、イオンモール(8905)、王将(9936)が動兆。
