日経ジャスダック平均株価は反落した。終値は前週末比9円78銭安の3717円38銭だった。15日の日経平均株価が大幅安となり、新興企業市場でも売りが優勢になった。
日経平均の下げは米国が貿易協議で日本に為替条項を求める可能性が意識されたためで、業績が為替の影響を受けにくい業種が多い新興企業市場では株価の底堅さにつながった。
「新規材料が出た銘柄には値幅取り狙いの買いが集まった」といい、売買代金上位には大幅に値上がりした銘柄も目立った。
ジャスダック市場の売買代金は概算で735億円、売買高は1億6260万株だった。値上がり銘柄数は206、値下がり銘柄数は422となった。
個別では、インターライフホールディングス、美樹工業、第一建設工業、アマガサ、スーパーバリューなど30銘柄が年初来安値を更新.No.1、リーバイ・ストラウス ジャパン、白鳩、ラクオリア創薬、アイサンテクノロジーが売られた。
一方、地域新聞社がストップ高。アイ・ピー・エス、愛光電気は一時ストップ高と値を飛ばした。ブロッコリー、INEST、オプトエレクトロニクス、メイコー、サトー商会など7銘柄は年初来高値を更新。ウエストホールディングス、テリロジー、共同ピーアール、システムズ・デザイン、カーディナルが買われた。
