[概況]
16日午後の東京外国為替市場において、米ドル円は底固い展開となった。
ムニューシン米財務長官の発言を巡る円買いが一巡し、朝方より断続的に米ドルが買い戻され一時112.18円へと本日高値を更新する展開となった。
ただ、早ければ昨日にも発表されるとされた米国の半期為替報告書を警戒し、一段の上昇には繋がっていない。
一部では、中国が為替操作国に日程されるのではと懸念する声も聞こえており、相場の波乱要因となる可能性もある。
テクニカル的には、5日移動平均線(112.07円付近)付近での戻り売りが散見されており、前述の材料を消化した上で、同線を突破できるかが目先の注目点となりそうだ。
[提供:カネツFX証券株式会社]
