【寄り付き概況】
25日の日経平均株価は、前日比414円35銭安の2万1676円83銭と大幅に反落してスタート。
前日のNYダウが600ドルを超える急落となり、ナスダック指数は約330ポイントの下げで下落率は4.4%に達する暴落となった。
これを受け、東京株式市場でも輸出ハイテク株などを中心に広範囲に売りが噴出する形となっている。リスクオフの流れを反映し、外国為替市場では1ドル=112円台を割り込むなど円高に振れ手織り、これも全体相場にネガティブに働く。
中国などアジア株安と相まって日経平均は2万1000円台前半の攻防となる可能性もある。ただし売り一巡後は、目先突っ込み警戒感からの買い戻しも想定され、途中下げ渋る場面もありそうだ。
寄り付き時点で業種別では33業種全面安で、特に値下がりで目立つのは非鉄、鉄鋼、その他金融、海運、金属製品、機械など。
個別では、ソフトバンクG、ファナックが大量の売りで値付きが遅れ、ファーストリテは値を崩した。トヨタ、SUBARUは大幅安となり、デンソー、ブリヂストンも値下がり。みずほFG、三菱UFJ、三井住友も下落し、野村、東京海上も大幅安となっている。
東証1部で出来高を伴って値上がりしている銘柄はない。
225先物は、野村・メリル・ソジェン・モルスタ・GS・日興・大和・SBIが買い越し。
アムロ・ドイツ・UBS・クレディ・JP・パリバ・三菱が売り越し。
TOPIX先物は、ドイツ・モルスタ・メリル・日興・アムロが売り越し。
バークレイズ・ソジェン・GS・クレディ・UBSが売り越し。
テクニカル的には、日水(1332)、日特建(1929)、LIFULL(2120)、gumi(3903)、多木化(4025)、FIG(4392)、TOW(4767)、OKI(6703)、ワタミ(7522)、サックス(9990)が動兆。
