【後場寄り付き概況】
後場寄り付き日経平均株価は、前営業日比627円32銭安の2万1463円86銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、38.28ポイント安の1613.79で始まった。
日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに大幅安水準でもみ合っている。世界的な景気悪化懸念などを背景とした米国株安が投資意欲を圧迫し、下げ基調が続いている。
外国為替市場では、1ドル=112円10銭近辺の推移。アジアの主要株式市場は総じて軟調。
個別では、ソフトバンクGが値を下げ、ファーストリテは下押している。ソニーが下落し、任天堂、ファナック、キーエンスもさえない。トヨタ、コマツ、三菱UFJが甘く、第一生命は大幅安。東海カが軟調。武田、花王やリクルートHDも安い。
半面、NTTが締まり、東京ガスは堅調で、7&iHDもしっかり。パナソニックが底堅い。
日経平均は足元の急ピッチの下落を受けて、支持線として意識されてきたラインを次々と割り込む格好となっており、前日までキープしていた52週線水準も本日大きく下回った。
消極的な見方では、下値メドとしては3月23日の終値ベースの年初来安値(2万0617円86銭)までの調整も視野に入りつつあるだろう。とはいえ、2月のVIXショック後の下落局面でいったん2月中旬から3月初旬にかけて支持線として働いた心理的節目でもある21000円処が、目先は大方のレジスタンスラインとして意識されてこよう。
ランチバスケットは16件、183.99億円、20億売り越し。
