[概況]
25日の東京外国為替市場における米ドル円は上下に神経質な値動きだった。
詳しく値動きを見ると、序盤は昨日の米国株式市場の大幅下落によるリスク回避姿勢が尾を引き、下値を111.815円まで切り下げる。
中盤以降は下げ渋り112.00円を回復するなど落ち着いた値動きに。そして、欧州時間が始まると買戻しの動きが活発となり、本日の高値112.370円まで切り返す動きとなっている。このところの外国為替市場は世界的な株安の影響で、リスク回避姿勢を強めており、本日もこの後の欧米株式市場の動向には注意が必要だ。仮にNY株式市場が続落になった場合、米ドル円は再び112.00円を下抜ける動きが懸念される。
リスクシナリオとなった場合の米ドル円のポイントとしては直近の安値である111.615円(10/15安値)に注意したい。仮に同水準を下抜けて本日の取引した場合、米ドル円は下落の基調は一層強まった判断できそうか。
[提供:カネツFX証券株式会社]
