【寄り付き概況】
26日の日経平均株価は、前日比172円11銭高の2万1440円84銭と反発してスタート。昨日25日に大幅安の反動や、現地25日のNYダウ・ナスダックがともに大幅反発したことなどから、押し目買いや買い戻す動きが先行した。
ただ、外国為替市場では足もと円高含みで推移しており、引き続き中国をはじめとするアジア株安なども警戒されるなか上値は重い。アマゾンドットコムが引け後発表した7~9月期決算が市場予測に届かなかったことで、時間外取引で大きく売られており、これが重荷となっている。
企業の決算発表を横にらみに神経質な展開が続くと思われる。
総務省が取引開始前に発表した10月都区部のCPI(消費者物価指数)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比1.0%増で市場予想の平均と一致した。
寄り付き時点で業種別では33業種中、28業種が高く、値上がり上位に石油、非鉄、繊維、その他製品、電気機器など。
個別では、ソフトバンクGが上伸し、任天堂はしっかり。ソニーが大幅高で、富士電機は買い気配を切り上げ、東エレク、信越化も堅調でトヨタ、スズキも高い。ファーストリテは買い優勢。三菱UFJ、三井住友は小高く、東京海上が強含みとなっている。
半面、キヤノンは売られている。JT、テルモが軟調。東北電、関西電が値を下げ、パーク24は下押している。クラリオンはさえない。
225先物はドイツ・UBS・野村・SBI・パリバ・アムロ・GSが買い越し。
日興・モルスタ・クレディ・ソジェン・メリル・大和が売り越し。
TOPIX先物はソジェン・メリル・GS・ドイツ・UBS・三菱が買い越し。
野村・バークレイズ・モルスタ・みずほ・シティ・大和が売り越し。
テクニカル的にはベリサーブ(3724)が動兆。
