[概況]
NY市場に入り発表された新規失業保険申請件数は予想通りで、9月耐久財儒集は予想を上回ったがドルは反応薄だった。
一方ECB理事会後に行われたドラギ総裁の会見ではこれまでの姿勢に変化が無かった事が確認され、直前に当日高値128.420円まで上昇していたユーロは一気に128円を割り込む急落となった。
其の後発表された9月耐久財受注も予想を上回り、良好な経済指標に加え、取引開始前に発表されたマイクロソフトやテスラ、ツィッターなどのIT・ハイテク企業の決算も予想を上回る結果となった事を好感してNY株式市場は大きく反発してドルも一段高となった。株価の上昇にドルも買われて終盤に当日高値112.680円まで上昇し、最後は前日比+21.5銭高の112.450円と112円半ば近くまで戻して引けた。
株価の大幅反発にリスク回避後退の円売りが優勢だったが、EU離脱交渉の難航を嫌気してポンドは売られた(-42銭)。NY株式市場は大きく反発してドルも買われたが、株価が底を打ったかどうかは不明で、また本日は週末でもある事から、ドルの上値ままだ重いのではないかと予想している。
[提供:カネツFX証券株式会社]
