47円安と続落。買い先行も中国関連銘柄に売り。

26日午前の日経平均株価は前日比47円23銭安の2万1221円50銭と続落した。
25日の米国株式の大幅反発や、昨日の日経平均大幅安(822円)の反動で一時2万1476円66銭(前日比207円93銭高)まで上昇した。
上げ一巡後は、上海総合指数が軟化したことや米株価指数先物安が重なり、下げに転じた。一時は70円程度下げる場面もあった。
NYダウは400ドルを超える上昇をみせたが、アマゾンドットコムが引け後発表した7~9月期決算が市場予測に届かず、時間外取引で大きく売られるなどでリスク選好ムードとはなりにくかった。

米国でハイテクセクターへの売り圧力が強いことを受けて、東京株式市場でも主力の電機や機械株など輸出株中心に軟調な銘柄が目立った。

26日の中国・上海や香港などアジア各国・地域の株式相場は総じてさえない値動きで推移している。
安川電、ファナック、コマツ、資生堂などの下げが大きかった。

JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も小幅に続落した。

前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆2740億円、売買高は6億7090万株だった。
東証1部の値下がり銘柄数は1270、値上がりは743、変わらずは97だった。

業種別株価指数は、サービス業、その他製品、精密機器など17業種が下落。パルプ・紙、輸送用機器、非鉄金属の16業種が上昇した。


個別では、ソフトバンク、ファナックが大きく下げた。テルモが売られ、25日に18年12月期の連結純利益予想を下方修正したキヤノンも安い。ユニーファミマも下落し、リクルートも売り優勢だった。

半面、ファストリは大幅に上昇した。1銘柄で+42円日経平均寄与している。トヨタやホンダ、スズキなど自動車株やアステラスや武田など医薬品株も高い。
アサヒホールディングスはストップ高に買われ、JBCCホールディングスが急伸、日立ハイテクノロジーズも大幅高となった。

東証2部株価指数は前日比37.89ポイント安の6910.10ポイントと4日続落した。
値上がり銘柄数は163、値下がり銘柄数は252となった。 

個別では、中央ビルト工業、ビットワングループ、フルスピード、日本ケアサプライなど78銘柄が年初来安値を更新した。
相模ゴム工業、ファーマフーズ、インテリジェント ウェイブ、川金ホールディングスが売られた。 
半面、京進が年初来高値を更新。技研ホールディングス、富士通フロンテック、西菱電機、電業社機械製作所、中北製作所が買われた。 

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